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【神奈川】

幻の永福寺跡あすから公開 鎌倉幕府の迎賓館、当時最大級の寺院

建物の基壇と池が復元された国指定史跡永福寺跡。17日から一般公開される=鎌倉市で

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 鎌倉市は、同市二階堂の国指定史跡永福寺(ようふくじ)跡で進めていた苑池(えんち)整備工事が終了したとして、17日から同史跡を一般公開する。同日午後2時からは市文化財課の学芸員による現地説明会が行われる。 (草間俊介)

 市によると、同寺は源頼朝ゆかりの寺で、鎌倉幕府の迎賓館にもなっていた。幕府滅亡後の一四〇五年に火災にあい廃絶。「文献に残る幻の寺」(同課)になっていたが、近年、跡地が確認され、一九六六年に国の史跡に指定された。

 市は八一年から九六年まで発掘調査を行い、広い庭園と池を持ち、阿弥陀堂、二階堂、薬師堂が立ち並ぶ鎌倉時代では最大級の寺院だと分かった。市は二〇〇七年から八億円余をかけ苑池整備を行っていた。

 中心となる建物の二階堂が建つ基壇は正面約二二・五メートル、奥行き約二十メートルで、その上に高さ約二十メートルの建物があったと推定されている。二階堂はそのまま地名になった。

 公開の総面積は約一万五千平方メートル。遺跡保護のため、盛り土して埋め戻されており、復元した基壇や池が往時をしのばせている。市は将来は休憩所、ガイダンス施設を備えた歴史公園にすることを検討している。

 公開は十月までは午前九時〜午後五時。十七日の現地説明会は参加無料、直接会場へ。問い合わせは市文化財課=電0467(23)3000=へ。

 

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