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【神奈川】

三浦半島で行商続ける福本さん 顧客に教えた魚料理がレシピ本に

伊勢エビを手にする福本さん(右)=8月、逗子市で

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 三浦半島で昔ながらの魚行商を続ける福本育代さん(73)が、顧客に教えてきた料理方法をまとめた書籍「おかみさんレシピ」が好評だ。福本さんは「魚をもっと手軽に楽しく食べてほしい」と話している。

 「伊勢エビがまだ動いている」

 八月二十四日、逗子市の住宅街で、福本さんが軽トラックの荷台に積んだ発泡スチロールの箱を開けると、住民から歓声が上がった。仕入れ先は横須賀市の佐島漁港。他にもアジやサバ、サザエなど新鮮な魚介類が並ぶ。

 福本さんはアワビの身をはがす方法などを丁寧に説明した。購入した主婦黒住ジャッキーさん(46)は「魚は安くて新鮮で、調理も教えてくれる」と喜んでいた。

 福本さんと夫の忠さん(62)の行商は先々代から八十年以上続く。抱える顧客は約百軒。一日に二十〜三十軒ずつ回り、顧客が好きな魚が手に入ると連絡してあげることもある。料理法を教えるようになったのは、どうしても同じ魚しかない季節があり「お客さんが飽きないように」との福本さんの心遣いだ。

 これが評判になり、地元紙で二〇一四年から約二年間にわたって計百種類のレシピを掲載。今年四月、まとめたものを出版した。中にはナマコの炊き込みご飯といったアイデア料理も。福本さんは「もうすぐ東京五輪もあるので、外国人にもおいしい魚の食べ方を知ってもらえればうれしい」と笑う。

 書店で販売はしておらず、購入は神奈川新聞社出版メディア部まで。電話045(227)0850、またはメールokami@kanagawa-np.co.jp。

 

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