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【神奈川】

県立近代美術館 絵画紛失を32年ごまかす 「備品と考え公表せず」

 県は二十七日、県立近代美術館(葉山町)が所蔵する油絵二点がなくなったと発表した。一九八五年に紛失が分かり、二〇一一年に備品台帳を電子化した際、ひそかに記録を削除してごまかしていた。県教育委員会の担当者は「不適切な対応だった。当時は、美術品を他の備品と同じように考えて公表しなかった。今後、再発防止のための指針をつくる」と話している。

 県所有の美術品では今年四月、棟方志功作の板画がカラーコピーにすり替わっていたことが判明。この問題を受けて管理状況を調べたところ、二点の紛失が確認された。六月にも、油絵一点がなくなっていたことが分かっている。

 今回明らかになったのは、一九七二年に五万円で購入した山室紀元作の「樹のある風景」と、七八年に寄贈された志村計介作の「箱根風景」(県評価額九十万円)。貸し出した記録はなかったが、県教委は「絵画を県庁や県出先機関に貸し出す際、記録を付けないことがしばしばあった。二点も貸出先で紛失したようだ」と釈明した。 (梅野光春)

 

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