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【神奈川】

厚木であす「校歌祭」 福島・富岡高の卒業生が参加

 県立高の同窓生がそれぞれの母校の校歌を披露する「第12回青春かながわ校歌祭」が30日、厚木市恩名の市文化会館で開かれる。今回は東京電力福島第一原発事故の影響で立ち入りが制限され、今年4月に休校となった福島県立富岡高校の卒業生が特別参加する。境遇を多くの人に知ってもらい、歌うことで苦境を乗り越える力につなげる。

 同校歌祭は同じ高校の先輩、後輩や在校生らが世代を超えて親睦を深めようと2006年に開始。7分間の持ち時間を自由に使い、校歌や応援歌などを披露する。各校の同窓会などでつくる「かながわ校歌振興会」が主催し、毎年28校ほど、2000人が参加する。

 富岡高が参加するきっかけは校歌祭の関係者が昨秋、同校卒業生が毎月1回、誰もいない校舎に集まって校歌を歌っているとの新聞記事を目にしたこと。同校がある富岡町は原発事故の影響で避難地域に指定され、他校での授業を余儀なくされていた。さらに、今年4月からは生徒数の減少で休校になっている。「校歌は卒業後も長く心のよりどころ」と共鳴し、参加を呼び掛けた。

 富岡高校の元校長、青木淑子さんは「母校は4月から実質的になくなってしまったが、いつかまた、富岡の校舎に校歌が響くことを信じている」と談話を寄せている。

 校歌祭は午前11時半開演。富岡高は午後1時50分ごろ出演。無料。問い合わせは、かながわ校歌振興会=電045(243)8440=へ。 (井上靖史)

 

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