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【神奈川】

ベルマーレ 粘り強さに信頼感 成長見せた30日の試合

自身のゴールで復帰を祝った菊地俊介選手=先月30日、平塚市で(湘南ベルマーレ提供)

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 チームの成長を感じさせる試合だった。先月30日、ホームで行われたツエーゲン金沢との一戦は、開始11秒のゴールを皮切りに4得点を挙げ、攻撃への意識の高まりを感じさせた。曹貴裁(チョウキジェ)監督も試合後、「This is footballだった」と、個々の力を存分に発揮して勝利を収めた選手の姿に目を細めた。

 先発には4カ月ぶりの復帰となる副将、菊地俊介の名前があった。主将の高山薫が長期離脱を強いられ、代わってキャプテンマークを着けた菊地も5月以降、負傷に苦しめられた。

 昨季の長期離脱もあり「申し訳ない気持ちがあったし、早く復帰したいという思いはずっと持っていた」と、今季に向ける思いはひとしおだった。ピッチに立つことがかなわなかった日々に皆の頼もしい姿を見ているうち、それは強い信頼へと昇華していった。

 「試合はつらかったですよ」。主将、副将が不在のチームで奮闘した山田直輝は、率直な胸の内を吐露する。しかし続く言葉に、戦い続けた選手としての意気込みが見える。「去年はなかった、チームを引っ張らなければとの思いが相当あった。責任感を持てるようになったし、サッカー選手として少しずつ大人になった時間だった」

 他の選手も同様だろう。敵味方のゴール前で見せた気迫のこもったプレーは、勝負へのこだわりにほかならない。それはここ11試合、絶やすことなく積み上げた勝ち点に通じている。

 久々の公式戦のピッチに立った菊地は、留守を預かった仲間への信頼感をさらに高めた。「セットプレーの守備がすごく良くなり、粘り強くなっていると感じました。サポートもいい距離感で、プレーしやすかった」。4カ月で積み上げたのは勝ち点だけではなかった。

 今度は自らの献身で仲間に報いる番。「自分が戻って負けるわけにはいきませんから」。残る試合への意気込みに、キャプテンマークを着ける者としての意地が見え隠れする。

 菊地の復帰は、より一層チーム内の競争が激しくなることに通じる。そしてその切磋琢磨(せっさたくま)がチームを高みへ導くことは間違いない。あと7試合。選手はさらなる成長へと気持ちを集中させる。 (吉川真行=湘南ベルマーレ広報)

 【J2リーグ】 

■9月9日(A)

湘 南 ○5−3● 山 口

■9月16日(H)

湘 南 ○1−0● 讃 岐

■9月23日(A)

湘 南 △0−0△ 京 都

■9月30日(H)

湘 南 ○4−2● 金 沢

 ※Hはホーム、Aはアウェー

 

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