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【神奈川】

手湯で感じて 湯河原の温かさ 隈研吾さんデザイン JR駅前広場完成

駅の正面に造られた手湯=湯河原町で

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 湯河原温泉の玄関口であることをアピールしようと湯河原町が整備していたJR湯河原駅前広場が完成した。手を温泉で温める「手湯」(長さ5.4メートル、幅72センチ、水深13センチ)などを新設。広場の上を波状のガラスとスギの大屋根が覆う。

 広場は3470平方メートル、事業費8億2000万円。2020年東京五輪のメイン会場、新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾さん(63)の事務所が請け負った。

 近くの送湯管から温泉をひいた手湯は御影石製。8つの蛇口から温泉が流れ落ち、7カ所から湯気が吹き出す。改札口の正面にあり、観光客に湯河原温泉の雰囲気を体感してもらう。

 夏は大屋根や歩道の屋根から出るドライミストが暑さを和らげる。記念式典で隈さんは「木をふんだんに使い、湯河原の明るさや温かさを表現した。駅を楽しく使ってもらえれば」と語った。

 湯河原温泉は日本最古の歌集、万葉集で唯一、温泉の情景がうたわれている。夏目漱石や島崎藤村ら多くの文人墨客に愛され、創作の舞台にもなった。しかし、1990年に840万人だった観光客は2016年には342万人に落ち込み、減少傾向にある。

  (西岡聖雄)

 

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