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【神奈川】

<川崎市長選>候補者の訴え、熱帯びる 選挙戦後半へ 

◆吉沢さん 南部で浸透図る

◆福田さん 1日1区に絞る

◆市古さん 知名度向上狙う

 川崎市長選は15日で告示から1週間。選挙戦は折り返しを迎えた。22日の投票に向け、いずれも無所属で、新人の元市議吉沢章子さん(53)、再選を目指す現職の福田紀彦さん(45)、新人で市民団体役員の市古博一さん(69)=共産推薦=の訴えも熱を帯びている。 (小形佳奈、大平樹)

 吉沢さんは序盤、地元の多摩区を中心に市北部で地盤固めを図った。自民党市支部連合会の現職支援の決定に反して立候補。党員資格停止の通知を受け、街頭では「しがらみや既得権益と戦う。完全な無所属」などと訴える。

 十日に訪れた小田急線向ケ丘遊園駅前では「市の家計簿を総チェックする」と財政の無駄削減に取り組む姿勢を強調。聴衆の女性から「男社会なんだからぶっ壊さなきゃ」と声援を浴びる一幕も。

 後半戦は市南部での知名度アップに向け、川崎区や幸区などで活動を増やす方針だ。支援する市民団体は、現職を「業界丸抱え市長」などと批判する。

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 福田さんは一日一区に絞って商店街を練り歩き、公園や駐車場で「青空集会」を開いている。選対関係者によると、前回は名前を知ってもらうのに精一杯だったが、今回は知名度を生かした戦術を取っているという。

 福田さんは「子連れのお母さんに待機児童対策でお礼を言われたり、商店主が駆け寄ってきてくれたり、幅広い層に浸透していると感じる」と手応えを話す。週末は数カ所で駅頭に立ち、浮動層にアプローチをかける予定だ。

 後援会の竹本泰久会長は「『今回は余裕でしょう』と言われるが油断は禁物」と話し、後半戦に向けて陣営の引き締めを図る。

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 市古さんは、推薦を受ける共産党の市議らが支援し、街頭演説や練り歩きを重ねる。知名度向上を狙って、衆院選の共産候補と並んで街頭に立つことも。

 十一日に単独で訪れた東急田園都市線の鷺沼駅前では、特別養護老人ホームの入所待機者の多さや認可保育所に入れない子どもたちの問題を取り上げ、現職批判を繰り広げた。

 市内を回る中で、教員時代の教え子が支援を申し出ることもあるという。後半戦に向けては「各地で開発が進んでいるが、ここで止めれば多くの自然を残せる。市民のつながりで政治を変え、環境や生活を変えられることを示したい」と意気込んでいる。

 

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