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【神奈川】

浦賀活性化 住民と考える 横浜市立大2年ゼミ生 課題など聞き取り

地元住民(左)から浦賀地域の課題を真剣な表情で聴く学生たち=横須賀市で

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 人口減少が続く横須賀市の浦賀地域の活性化に向け、横浜市立大の学生が地元住民と共に街づくりを考える取り組みを始めた。住民に聞き取りをし、客観的なデータも踏まえて課題を洗い出す。魅力向上に向けた提案を来年二月にまとめ、住民に示す予定だ。 (福田真悟)

 市民団体「明日の浦賀を考える会」代表の岡本隆さん(46)が「町おこしに若い力を活用したい」と大学などに呼び掛けているのを同大の中西正彦准教授(都市計画学)が知り、二年のゼミ生十人に課題として取り組ませることを決めた。

 十八日に浦賀行政センターであった聞き取り調査には、長年地元に暮らす住民十数人が参加。学生はテーブルに広げた地図を見ながら、「お店が少なくて不便」「遊ぶ場所がない」などの生活上の不満や「自治会がしっかりしていてお祭りが盛ん」といった地域の特性に耳を傾け、熱心にメモを取った。

 浦賀は市内でも人口流出が深刻な地域の一つ。海に近く自然が豊かな一方、急坂や道が狭く住みづらい場所も多い。街ににぎわいをもたらしてきた造船所も二〇〇三年に閉鎖され、国の商業統計調査などによると、商店の数は〇七年の二百三十店から一四年に百三十七店と急激に減っている。

 岡本さんは「ペリー来航の地といった観光資源や自然などの魅力はあるのに、生かし切れていない。取り組みが地元の人たちに刺激になれば」と期待する。

 ゼミ長の野開(のびらき)早也香さん(21)は「危機感を持つ人もいれば、このまま静かな環境で暮らしたいと願う人もいた。どちらの意見も尊重するのが大切だと感じた」と語った。

 

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