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【神奈川】

<衆院選>混乱収束、期待に応える政治を

 突然の解散と「反与党の受け皿になる」ことを目指した野党の再編劇は、自民を利する結果になった。慌ただしく迎えた選挙戦は、組織力のある自民の大勝につながり、野党の勢力図を塗り替えただけだった。今後は与野党ともに政局に明け暮れることなく、政策論議で信頼を取り戻す必要がある。

 党利党略で解散を決めた与党。選挙と聞いて右往左往し、地方政界も巻き込んで混乱を招いた野党。政策そっちのけで「選挙戦略」に没頭する政治家に失望している人は多い。有権者の中には「現政権の継続は嫌だが、実績のない新党にも不安がある」との声があった。改革を願う有権者も混乱は望んでおらず、事態の収束が急務だ。

 与党は勝利の裏にあった「敵失」を忘れず、票に現れない有権者の声をすくい上げる努力が要る。躍進した立憲民主も、期待先行で票を託されたことを忘れてはならない。県内にいる希望の中心メンバーは「失速」の原因と向き合い、説明を尽くす義務がある。

 戦後最低の県内の投票率は、台風のせいだけではないはずだ。県民の思いに応える政治をしなければ、投票率向上や受け皿の構築は望めない。 (志村彰太)

 

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