東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

「ドキドキ…スタートラインに」 プロ野球ドラフト会議

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト)が二十六日、東京都内で開かれ、県内からも複数の高校生や大学生が指名された。これからは、より厳しい勝負の世界。夢の舞台へ向けて新たな戦いが始まった。 (鈴木弘人、布施谷航、福田真悟)

ソフトバンクから3位で指名されて、ガッツポーズをする増田選手=横浜市金沢区で

写真

◆ソフトバンク3位・増田選手 膨らむ夢「藤平投手と対戦」

 横浜高(横浜市金沢区)の増田珠(しゅう)選手(18)はソフトバンクから3位指名を受けると、緊張した表情で同校の会見場に入った。「指名されるまですごくドキドキした。夢のプロ野球のスタートラインに立てたことがうれしい」と喜びを表現し、「息の長い選手になりたい」と2000安打を目標に掲げた。

 長崎市出身の増田選手は一年先輩の藤平尚真投手(楽天)に憧れ、同校に入学。「(藤平投手と)同じパ・リーグなので対戦してみたい」と夢を膨らませた。

 増田選手は夏の県大会で大会記録に並ぶ5本塁打を放ち、チームを二年連続の夏の甲子園に導いた。ただ、昨夏は二回戦、今年は初戦で敗退し結果は残せなかった。「走攻守すべてでレベルアップしないと通用しない」と気を引き締め、持ち味の「声と元気」を武器にソフトバンクの松田宣浩選手のように「熱いプレーをしたい」と力を込めた。

 会見が終わると増田選手は校庭に向かい、吉報を待っていたチームメートから胴上げの祝福を受けた。

土屋監督(左)、母もえみさん(右)と共にドラフト指名を喜ぶ本田選手=大磯町で

写真

◆本田投手(星槎国際) オリックス4位指名「活躍、母に恩返し」

 星槎国際湘南高の本田仁海(ひとみ)投手(18)は、大磯町の同校で待機。オリックスが4位指名すると、緊張した表情で会見場に現れ「プロになるのが夢だった。さらに努力し、活躍できるように頑張りたい」と力強く語った。

 同校は、三十年にわたって桐蔭学園高を率いた名将、土屋恵三郎監督(63)が指導。本田投手は右の本格派として才能を開花させ、今春の県大会ではベスト4進出の原動力になった。夏の県大会は5回戦で敗退。甲子園出場はかなわなかったものの、逸材としてプロから注目を集めていた。

 女手一つで育てた母親のもえみさんも会見場で息子の姿を感慨深げに見守った。本田投手は土屋監督へのお礼の言葉を述べるとともに、もえみさんに向けて「十八年間育ててくれたことを感謝している。プロで活躍して恩返ししたい」と話した。

◆日ハム7位指名・宮台投手(東大) 母校・湘南高から3人目のプロ選手

 日本ハムに7位指名された宮台康平投手=東京大=の母校、湘南高(藤沢市)ではプロ野球選手の誕生に喜びが広がった。

 東京六大学野球で十五年ぶりの勝ち点を東大にもたらした左腕。高校時代は三年春の県大会ベスト8が最高だった。同校野球部長の塩川真人(まこと)さん(35)は「いろいろ考えながら自主的にトレーニングに取り組む選手だった」と振り返り、「ここからがスタート。プロでもけがなくやってほしい」とエールを送った。

 進学校として知られる同校の出身者で、プロに進むのは一九五七年に毎日(現千葉ロッテ)に入団した衆樹(もろき)資宏さん以来三人目。野球部主将の上田涼さん(17)は「宮台さんはすべてを参考にしたい憧れ。励みになる」と笑顔を浮かべた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報