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【神奈川】

初の回り舞台で農村歌舞伎上演 日本民家園で来月3日

昨年の民家園まつりの際に、旧船越の舞台で行われた歌舞伎公演=多摩区で(日本民家園提供)

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 川崎市多摩区の日本民家園で11月3日、開園以来初めて「回り舞台」を実際に動かして農村歌舞伎が上演される。「開園50周年記念 民家園まつり」の催しの一つで、民家園の担当者は「節目の年に特別なことに挑戦したい」と話している。 (山本哲正)

 民家園によると、同園には、一八〇〇年代に建築された木造の「旧船越の舞台」(国の重要有形民俗文化財)がある。かつて三重県内の神社にあり、芝居を奉納するため使われた。この舞台の一部に、直径五・四メートルの円形の「回り舞台」がある。

 回り舞台の上には、背景描写をなす舞台装置を置き、これを一八〇度回すことで場面転換を図る。回す際には床下で十人近い人が、棒を押す。地方に残る農村歌舞伎の舞台で、回り舞台を備えている例は少ないという。

 回り舞台は一九七三年の「旧船越の舞台」の移築当時は動かせたが、ゆがみで回りにくくなった。民家園まつりの歌舞伎上演では使われず、安全のため固定してきた。今回の公演に向け、今年春から夏にかけて修理するなどして安全に回せるようにしたという。客席もこれまでの芝生から、三百席のベンチに改修した。

 今回の演目は、河竹黙阿弥作「三人吉三巴白浪 両国橋西川岸の場」ほかで、「秋川歌舞伎あきる野座」(東京都あきる野市)が出演する。床下で回り舞台を回すのは職員ら。

 民家園まつりは当日午前九時半〜午後四時半。無料開園。歌舞伎公演は午後一時半から約一時間。荒天時は舞台で歌舞伎のワークショップに切り替える予定。観覧券は民家園正門前で当日午前十時から先着三百人分を販売する。一般千円、学生以下五百円。

 民家園まつりではほかに、水引細工など伝統技術や陶芸の実演、輪投げや竹馬など「むかしあそび」を体験できるコーナーを設けるという。

 民家園は生田緑地内にあり、住所は多摩区枡形七の一の一。問い合わせは、日本民家園=電044(922)2181=へ。

 

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