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【神奈川】

出演した子、今は  鶴見の工業地帯舞台 横浜で3日映画上映

上映会のチラシを持つ飯田さん=横浜市中区で

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 社会問題をテーマに、メッセージ性の高い映像作品を手掛ける3人の映画監督によるグループ「ローポジション」(横浜市中区)のメンバー飯田基晴さん(44)が、昔のドキュメンタリー作品の魅力を伝えたいと上映会を企画した。飯田さんは紹介作品のうちの1本、子どもに焦点を当てたドキュメンタリーの登場人物の今を知りたいと情報提供を呼び掛けている。 (志村彰太)

 煙を吐く煙突ととげとげしいがれき、有刺鉄線も道端に転がる。環境汚染やけがの心配がある中で、モノクロ映像に収められた子どもたちは笑顔でカメラにピースサインを向ける−。横浜市鶴見区の工業地帯で遊ぶ子どもたちを堀田泰寛監督が三年間撮影した「日曜日の子供たち」(一九八〇年、百三分)の一場面だ。

 飯田さんは「当時の背景や状況、現在との違いを知りたい」と、登場人物を捜す理由を説明する。映像では少なくとも五十人の子どもが確認できるが、名前や詳しい年齢、住んでいた場所は不明という。

 「今は五十代になっているはず。上映会で映画の感想や撮影時のエピソードなどを語ってほしい」と飯田さん。十月から撮影地の鶴見区小野町付近で捜し歩いているものの、まだ見つかっていない。

 上映会は三日午前十時から横浜シネマリン(中区)で。ほかに、横浜山手中華学校の子どもたちに密着し、横浜華僑の歴史をひもとく「中華学校の子どもたち」(二〇〇八年、八十六分)、同市中区寿町周辺の簡易宿泊所に住み込み、地区で暮らす労働者の実情に迫った「どっこい!人間節 寿・自由労働者の街」(七五年、百二十一分)を観賞できる。

 三本の上映後、飯田さんと各作品の監督らが登壇するシンポジウムがある。料金は一般千二百円など。各回入れ替え制。

 問い合わせはローポジションのホームページか横浜シネマリン=電045(341)3180=へ。

 

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