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【神奈川】

「平和の希求休まず」 神奈川区で戦没者追悼式

献花する参列者=神奈川区で

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 太平洋戦争の戦死者らの冥福を祈り、平和への誓いを新たにする「第六十六回横浜市戦没者追悼式」が一日、同市神奈川区の市慰霊塔前広場であり、市遺族会の皆川健一会長(80)ら約四百人が参列した。

 式辞で林文子市長は「多くの方が飢えや苦しみの中、家族と祖国を思いながら命をささげた」と戦争の悲惨さを振り返った。現在の国際情勢にも触れ「国際社会の平和と安全に重大な脅威を及ぼす行為が多発している。だからこそ、平和を希求する営みを休めてはならない」と述べた。参列者は一分間の黙とうの後、菊の花を慰霊塔に向けて献じた。

 参列した同市鶴見区の小高幸子さん(92)は一九四四年、徴用船の乗組員だった義弟が東シナ海で殉職した。「戦争で亡くなった人の冥福と平和を祈るため、この年まで生かされている」と語り、北朝鮮問題については「戦争する理由はない。話し合いをして、自国の考えばかり言わずに、相手の話を聞いてどうするか決めないと」と対話の進展を願った。

 市は例年、夏に比べ過ごしやすいこの時期に追悼式を開いている。担当者は「参列者は初回の五三年は二万人で、十年前には千人ほどになった。遺族の高齢化で年々、減っている」と話した。 (梅野光春)

 

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