東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

新鮮な「地ミルク」どうぞ 伊勢原市の地元酪農家 15日から販売

「いせはら地ミルク」をアピールする(左から)荒井さん、石田さん、石井さん=伊勢原市役所で

写真

 伊勢原市の酪農家で採れた生乳で作った牛乳が15日から、市内を中心に販売される。名前は「地ビール」ならぬ「いせはら地ミルク」。地元ならではの新鮮な牛乳を味わってほしい、との思いを込めた。酪農家は「味には自信がある。ぜひ一度飲んでみて」と呼び掛けている。 (布施谷航)

 通常の牛乳は、生乳を一二〇〜一五〇度で一〜三秒殺菌する。これに対し地ミルクは七九度、十五秒。時間をかけることにより、生乳本来の濃厚な味わいが保たれる。

 生乳を提供するのは市畜産会会長の荒井新吾さん(56)、石田陽一さん(33)、石井敏貴さん(29)の三人。地元の酪農衰退への危機感や「おいしい牛乳を届けたい」との思いから、三年前に地ミルク作りを始めた。

 約千四百頭の乳牛がいる同市の酪農は県内最大規模を誇るものの、後継者不足に悩まされている。また、圏央道の開通で酪農が盛んな北関東と結ばれ、県内全体で酪農業は押され気味。こうした現状から地元の牛乳を見直してもらおうと市や県、県畜産会の協力を得て「伊勢原産牛乳プロジェクト」を立ち上げた。

 三人は消費者を牧場に招いての酪農体験会、牛乳試飲会を計八回実施。昨年八月には市民ら九人が「伊勢原産牛乳プロジェクト応援団」をつくり、商品化に協力するようになった。おいしさだけでなく衛生管理も徹底している。

 商品は百八十ミリリットル入りのビン。タカナシ乳業(横浜市)が販売元になり、伊勢原市を中心にスーパーやコンビニなどに並ぶ。包装に地元の大山が描かれ、地域の牛乳をアピールする。殺菌に手間がかかることから一本二百円と一般の牛乳(一リットル百五十円程度)よりかなり高いが、市内の保育所や幼稚園は「特別な行事の時に提供することも検討したい」と興味を示している。

 商品の問い合わせは同社お客様相談室=フリーダイヤル(0120)369059=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報