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【神奈川】

川崎で暮らし50年 代表作紹介 日本画家・大矢紀さん

展示解説をする大矢さん=中原区で

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 川崎市麻生区在住の日本画家大矢紀(のり)さん(81)の代表作やスケッチを集めた企画展が三日、川崎市市民ミュージアム(中原区等々力)で始まった。

 新潟県生まれの大矢さんは十九歳で初出品した日本美術院展覧会(院展)で入選。壮大な自然が織りなす「生命の胎動」をテーマに風景画を描き続けてきた。今年七月、「五十年暮らした川崎に還元したい」と作品の一部を市に寄贈した。企画展では院展出品作を中心に五十七点を展示する。

 開幕に先立ち二日に開かれた内覧会では、大矢さんが作品を解説して回った。

 有珠山を描いた「天地胎動」(二〇〇一年)は、噴火で立ち入り禁止となった場所で見た風景を描いたという。「石が飛び、足元からは湯気が立ち、同行した弟が『帰ろう』と言ったが、こんなチャンスはない、描きたいと思った」と振り返った。

 冬山や北国の海などダイナミックな風景画だけでなく、花瓶に生けられた花の横に桃やタケノコが添えられた静物画もあり、「頂き物は必ずスケッチしてから食べるんです」と話し、来場者の笑いを誘った。

 企画展は二十六日まで。観覧無料。会期中の毎週土曜(四日、十一日、十八日、二十五日)の午後一時から、大矢さんがギャラリートークを行う。休館日は毎週月曜(六日、十三日、二十日)と二十四日。

 問い合わせは市民ミュージアム=電044(754)4500=へ。 (小形佳奈)

 

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