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【神奈川】

今年は、やるよ!! 高齢化、資金難 昨年は中止… 19日 桜本商店街でまつり

「日本のまつり」のポスターを手に「みなさんのおかげで開催できる」と話す脇田さん=川崎区で

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 川崎市川崎区の桜本商店街で19日、秋恒例のイベント「日本のまつり」が開かれる。昨年は主催する商店街振興組合理事らの高齢化などに伴い中止となったが、今年は地元住民らが運営に加わるなど、さまざまな負担軽減が図られ、開催にこぎつけた。 (小形佳奈)

 振興組合副理事長で実行委員長の洋品店経営脇田彰さん(65)によると、まつりは一九八三年に始まった。大型店進出を阻止したい商店主らの署名活動に応じてくれた地元住民らへの感謝や、在日コリアンをはじめとする多国籍の人々の触れ合いの場として企画された。

 飲食の模擬店が並ぶ商店街をみこしや朝鮮半島の農楽「プンムルノリ」が練り歩くなど、毎年大勢のお客でにぎわうイベントとなった。しかし昨年、まつりの繰越金がゼロに。さらに企画する理事らが全員五十代以上となり将来の見通しが立たなくなったため、一度中止にしてあり方を見直すことにした。

 昭和四十年代に百を超えた商店街の店舗数は現在四十弱、と脇田さん。店舗からの寄付金と市の補助金だけでこれまで通りの内容を維持するのは難しく、今年八月、地元住民や過去のイベント出演者ら四十人を前に「予算も人も足りない」と正直に伝えた。

 手伝いの人たちへの弁当配布をやめ、出演者のギャラを減らし、運営にも関わることを出席者が提案してくれた。脇田さんは「商店街だけではできなかった。みなさんのおかげ」と感謝する。

 当日は午前九時半から午後五時まで、みこしとプンムルノリのほか、フリーマーケット、特設ステージでの太鼓やバンド演奏、世界的ブレークダンサー石川勝之さんのダンスなどがある。フィリピンのおかゆやタイの春巻きなど、地元在住の外国人たちが腕をふるう料理のコーナーも。

 前日の十八日には「三十年前の価格に挑戦」と題した売り出しが行われる。ミカン一箱千円、定価五百八十円のスリッパが一足百円、どら焼き一個五十円など、各店舗が赤字覚悟で臨むという。

 問い合わせは桜本商店街振興組合=電044(266)1307=へ。

 

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