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【神奈川】

土中で2000年の眠りヴェネチアン・グラス展示 箱根ガラスの森美術館

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 箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原)は、二十六日まで「ヴェネチアン・グラス二千年の旅展」を開いている。虹色に輝く古代ガラスの瓶、エジプト文明期の香油つぼやローマ時代のガラス器など百点を展示。ベネチアングラスの歴史や技術の変遷も示す。

 イタリアの各美術館の協力で初めて実現した。目玉は、千年から二千年近く土中で眠っていたガラスの瓶や杯。土中の成分や雨水との化学反応でアルカリ成分が溶けるなどして表面に凹凸ができ、光が屈折するようになって透明だったガラスが虹色や玉虫色に輝く。

 古代メソポタミアで誕生したガラス技法は、各時代に交易の覇権を握ったフェニキア、ローマ、ベネチアがもたらした地中海の平和と商業繁栄により花開いた。手間をかけて製造した紀元前十六世紀、ガラスの塊を鉄パイプで吹いて膨らませる技法が生まれ量産化した紀元前一世紀、そして現代に続くベネチアングラスの移り変わりも楽しめる。

 入館料は大人千五百円など。問い合わせは美術館=電0460(86)3111=へ。 (西岡聖雄)

 

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