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【神奈川】

韓国と沖縄の市民団体、視察始まる 基地返還、汚染対策考え

補給廠が見えるビルの屋上で、韓国の市民団体のメンバーに説明する金子さん(右)=相模原市中央区で

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 韓国と沖縄県の市民団体のメンバー十人が十七日、神奈川県内にある米軍基地の視察を始めた。横浜市で十九日に開かれる集会に参加するのを前に、基地返還や環境汚染の対策について連携して考えるのが目的。相模総合補給廠(しょう)(相模原市中央区)や厚木基地(大和市、綾瀬市)、横須賀基地(横須賀市)など七カ所を二日間で巡る。 (井上靖史)

 一行はまず、同補給廠が見えるJR相模原駅近くのビルの屋上を訪れ、市民団体「相模補給廠監視団」の沢田政司代表が「環境基準を超す鉛が検出され、市が封じ込めの対策をしている」と説明。基地問題に取り組む市民団体「リムピース」の金子豊貴男共同代表は「三年前に一部が国に返還された。市が買い取るには費用が膨大になる」と訴えた。

 韓国にある「開かれた軍隊のための市民連帯」の朴錫珍(パクソクチン)さん(48)は、ソウルの米軍龍山(ヨンサン)基地跡でも発がん性物質などによる汚染が懸念されているとし、「情報を開示するよう政府を相手に訴訟を起こしている」と明かした。

 沖縄の「南西諸島ピースネット」の猪股哲共同代表(40)は「沖縄の普天間基地が返還されたとしても、化学物質の値を基準値以下にするまで三十〜四十年かかるといわれる。問題は共通しており、本州の人にも沖縄の基地にもっと関心を持ってほしい」と望んだ。

 十九日の集会「第十回東アジア米軍基地 環境・平和シンポジウムin神奈川(横浜)」は横浜市保土ケ谷区の横浜水道会館で午前十時開始。韓国、沖縄、首都圏などの米軍基地の現状を報告し、武力によらない平和をどうつくるかを共に考える。参加費千円で誰でも出席できる。問い合わせは沢田代表=電090(2304)0259=へ。 

 

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