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【神奈川】

翻訳端末 窓口実験 在留資格や学校の手続き…声と文字で案内

タブレットを見るマシュードさん(中)=綾瀬市役所で

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 外国出身の市民にも窓口でスムーズに対応しようと、綾瀬市は二十二日、話し掛けると日本語と英語・ベトナム語に相互に翻訳してくれるタブレット端末の使用を始めた。国と民間企業が研究しているシステムの実証実験で、二〇一九年三月まで続ける。市によると、窓口での試行は全国で初めて。 (井上靖史)

 システムは、国立研究開発法人「情報通信研究機構」が凸版印刷に委託して開発。インターネットを経由してサーバーで外国語に変換し、文字も表示される。既存の音声翻訳アプリと比べ、在留資格や学校の手続きなどに関する行政用語が大幅に増えたのが特長。国は実験結果を踏まえ、一九年ラグビーワールドカップ(W杯)や二〇年東京五輪・パラリンピックなどでの活用を探る。市も本格的な導入を検討していく。

 タブレットは総合案内と子育て支援課、福祉総務課など六カ所に一台ずつ置き、六台の購入費二十五万円は市が負担。近く、中国語とポルトガル語にも翻訳できるようになる。

 スリランカ出身の会社員モハメド・マシュードさん(36)はこの日、総合案内でタブレットを使用。「滞在九年になり言葉はだいぶ分かる。でも文字の理解に自信がなく、声と両方で示してくれるのはありがたい」と話した。市内には約三千二百五十人の外国人が暮らし、人口に占める割合は3・8%と県内で愛川町に次いで高い。

 

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