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【神奈川】

商標出願前から使用認定 小田原かまぼこ訴訟で地裁支部判決 

 小田原市の小田原蒲鉾協同組合が保有する地域団体商標「小田原かまぼこ」を無断使用したとして、組合が市に隣接する南足柄市の食品業者「佐藤修商店」などに約四千九百三十万円の損害賠償や、販売と商標使用の差し止めを求めた訴訟の判決で、横浜地裁小田原支部は二十四日、原告側の請求を棄却した。

 栗原洋三裁判長は判決理由で、組合が商標の登録出願をした二〇一〇年四月以前から、佐藤修商店が使用していたと認定した。その上で、商標の指定商品である「小田原産のかまぼこ」の「小田原」の範囲について検討。「関東大震災以降は山口県や静岡県などで水揚げされた魚が大量に使われるようになり、原材料の点では地域との関連性がほとんど失われた」と指摘し、現在は小田原市より広い地域で製造されており、自然や文化のつながりがある周辺地域も含まれるとした。

 組合側は「小田原かまぼこ」「小田原蒲鉾」は一一年九月に登録され、組合非加盟の佐藤修商店と関連会社が地域ブランドの信用を利用したと主張していた。控訴する方針。

 特許庁によると、地域団体商標制度は〇六年、地域の特産品のブランド育成を目的に開始。地域名と商品名からなる商標を登録できるようになった。

 

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