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【神奈川】

18年度からの財政見通し 川崎市、黒字化を3年先送り

 川崎市は、二〇一八年度から十年間の財政見通しを公表した。一般財源の収入が支出を上回って黒字化する時期は二四年度として、今年二月に立てた見通しから三年間先送りした。人口増で収入が増えるものの、子どもも増えることで、子育て支援などへの支出がかさむことが理由だという。財政見通しは素案段階で、来年二月に一八年度当初予算案とともに確定版を公表する。 (大平樹)

 赤字は、借金(市債)の返済のために積み立てる「減債基金」から借り入れて補う。見通しによると、同基金からの借入額は最大で、二月に想定した六百十六億円から九百二十六億円に増える。

 単年度の赤字額は、一八年度の二百十九億円がピークになる。待機児童対策など保育事業は二三年度まで増加。一七年度予算の二百四十八億円から三百三十五億円(二三年度)に増え、二四年度以降も高止まりが続く。高齢者福祉や障害者福祉も増加続きで、これらを含めた社会保障関連費は二七年度に千百九十二億円に達する。

 見通し策定にあたっての現状認識として、今年五月に公表した人口推計が、市の総人口のピークは三〇年で百五十八万七千人としていることや、二〇年には六十五歳以上が21%を超えることなどを挙げ、「市税収入は堅調に推移している」ものの「財政需要が増加の一途」とした。

 市は一六年三月に公表した財政見通しで、黒字化を一九年度としていたが、翌一七年二月に二一年度へと先送りしていた。二年足らずで計五年間先送りしたことになり、厳しい財政運営が続きそうだ。

 

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