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【神奈川】

第5次厚木基地騒音訴訟 1952人 新たに提訴

移駐後も厚木基地周辺を飛ぶE2D早期警戒機=8月29日、大和市で

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 米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(大和市、綾瀬市)を離着陸する航空機の騒音で精神的、肉体的苦痛を受けたとして、周辺住民が国に損害賠償や米軍機と自衛隊機の飛行差し止めなどを求めた第五次厚木基地騒音訴訟で、新たに千九百五十二人が一日、計約三十億九千万円の支払いなどを求めて横浜地裁に提訴した。 (加藤益丈、井上靖史)

 これにより、原告は過去最多の八千十五人、損害賠償請求額は百十七億二千万円になった。来春をめどにさらに約九百人が追加提訴する予定。

 ◇ 

 厚木基地では騒音が最も激しいFA18戦闘攻撃機を含む空母艦載機六十一機の岩国基地(山口県)への移駐が進む。来年五月ごろまでに計画は完了する見通しだが、厚木基地の騒音が軽減されるか不透明とみられている。

 八月に五機が移駐したE2D早期警戒機はその後も厚木基地周辺で離着陸の訓練をしていた。米海軍は「ヘリコプター部隊の拠点とし、航空機の訓練や給油、整備に使うことがある」と説明。九月には空母艦載全機種による着艦訓練(FCLP)を、悪天候を理由に通常の硫黄島(東京都小笠原村)に代わって厚木基地で五年ぶりに実施した。

 原告団副団長の金子豊貴男・相模原市議は「岩国基地周辺の訓練空域では数十機増えた分の飛行はできず、これまで通り関東圏の訓練空域に向かう可能性がある。給油などで厚木基地の離着陸回数が増える事態が考えられる」と指摘した。 

 

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