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【神奈川】

横須賀市 性的少数者への理解を 児童養護施設職員に

 同性愛や性同一性障害などの性的少数者への理解を深めようと、横須賀市は十二日、児童養護施設の職員を対象にした出前講座を初めて開く。大勢で生活を共にする施設では、自分の性別や性的指向に違和感を覚える子どもが苦しみやすいといい、周りがどう対応すべきかを知ってもらうのが狙い。

 講座を受けるのは、二〜十八歳の子どもを受け入れる市内の施設で働く職員ら約三十人。性的少数者を巡る世界の情勢や、周りから言われて傷つく言葉など基礎知識を学ぶ。

 講師は、性的少数者が暮らしやすい社会を目指すNPO法人「SHIP」(横浜市神奈川区)の星野慎二代表(57)。施設の子どもは親から受けられない愛情を求め、インターネットで出会った大人に傷つけられることも多いとされる。星野代表は「思春期を迎え、自分の性的指向に気付く子もいる。職員が情報を持っておくことは大切」と強調した。

 横須賀市は二〇一二年から市職員と学校の教員、医療関係者向けの研修会や出前講座を実施。今年五月、全国四割超の児童養護施設が性的少数者とみられる子どもを受け入れた経験があるとの民間団体の調査結果が公表されたのを受け、施設での開催を決めた。

 市の担当者は「施設ではトイレや入浴時の着替えなど、配慮が必要な場面が多々ある。今後も性的少数者への偏見や差別をなくす取り組みに力を入れたい」と話した。 (福田真悟)

 

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