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【神奈川】

工事フェンス彩る 富士見中美術部、車いす利用者や親子連れ描き

作品を披露した富士見中美術部の生徒たち=川崎区で

写真

 川崎市川崎区の市役所本庁舎建設予定地で十二日から、近くの市立富士見中学校美術部員が描いた絵が飾られている。川崎大師や沿岸部の工場夜景など市内の名所のほか、親子連れや車いす利用者、スポーツや音楽を楽しむ人などを色とりどりのシルエットで描き、市が進める多様性の尊重を表現したという。 (大平樹)

 「ヒカリヘ〜手を取り合って創る未来〜」と題した絵は縦二・五メートル、横二十五メートルの横長作品。布に耐水性の特殊塗料を使って描かれている。市役所の旧庁舎は既に取り壊され、同じ場所に新庁舎が建設される。その予定地の工事用フェンスに張り出され、道路からも見える。

 作品は、一〜三年の部員五十七人が今年の夏休みから約四カ月間かけて制作した。横長のため、廊下や体育館に広げて描いたこともあったという。

 掲示初日は、部員三十二人がお披露目に訪れた。原画を担当した三年の牧田小百合さん(15)は「部員たちから出たアイデアを組み合わせた。グラデーションや人を細かく描くのが難しかった」と振り返った。部長で二年の内海菜乃香さん(14)は「美術の仕事に就いたとしても簡単にできる大きさじゃない。自分たちの作品を見てもらう良い機会」と話した。

 市によると、今回の作品掲示は、道路からも目に入るフェンスが殺風景であることなどから、市が美術部に制作を依頼した。作品の公開期間は未定だが、来春ごろまでは続けるという。作品を見た福田紀彦市長は「川崎の魅力が詰まっている。いろんなキャラクターがまちの中にいることをちりばめてくれた」と感謝していた。

 

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