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【神奈川】

ニセ電話詐欺 マンション管理人、被害防ぐ

ニセ電話詐欺を防ぎ、感謝状を手にする榎本恵さん=麻生署で

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 川崎市麻生区で、マンションの住民がニセ電話詐欺に遭いかけたところを、このマンションの管理人が防いだ。麻生署員は「(マンションの管理人が防いでくれたケースは)これまでに区内で聞いたことがない、お手柄」と話しており、同署と麻生防犯協会が連名で管理人に感謝状を贈った。 (山本哲正)

 表彰されたのは、マンション管理会社「ナイスコミュニティー」(横浜市鶴見区)の契約社員で麻生区内のマンションの管理人榎本恵さん(52)=多摩区。

 十月四日朝にマンション居住の八十代の女性から「二日前から電話で『年金の関係で返金したいものがある』と言われ、口座残高や暗証番号などを教えた。これから金融機関に行く」と相談を受けた。榎本さんは怪しいと見抜き、金融機関では付き添って暗証番号を変更した。

 同社では、これまでにも管理人が詐欺を防いだ事例があるという。横行するニセ電話詐欺への対策に、また管理人自身が高齢化しているケースでの自衛も目的に今年二月、同社の常駐型のマンション管理人約四百人を対象にニセ電話詐欺の対策セミナーを実施した。榎本さんも受講しており「講座で学んだ手口と、今回の手口が同じだった。受講して良かった」と話していた。

 麻生署管内ではニセ電話詐欺など「特殊詐欺」は今年、被害額は約六千七百万円と前年同期より約四千三百万円減っているものの、発生件数は十三件増えて四十二件(十三日現在)。

 田中正博署長は「榎本さんは居住者のことを思い、耳を傾けて気付いてくれた。これからも金融機関だけでなく皆で詐欺を防ぎたい」と話している。

 

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