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【神奈川】

幼い患者の心、勇気づける犬 絵本を出版

折り紙で作ったメダルなどをもらうベイリー=南区で

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 横浜市南区の県立こども医療センターで患者の心のケアをしているファシリティドッグ「ベイリー(ゴールデンレトリバー)」が十歳になるのに合わせ、絵本が出版された。誕生日の十四日、同センターで記念セレモニーが開かれ、普段ベイリーと過ごす子どもたちは感謝状と手作りのメダルを贈り、「いつもありがとう」と伝えた。

 ファシリティは「施設」を意味する英単語で、訪問して患者を癒やすセラピードッグと違い病院に常駐している。同センターにはベイリーと今年九月に加わったアニーの二頭がおり、国内では他に、静岡県立こども病院(静岡市)に一頭がいるだけという。

 出版された「ベイリーとさっちゃん」(かまくら春秋社)は、犬が苦手な患者のさっちゃんが、ベイリーに勇気づけられて手術に立ち向かう物語。巻末には、ファシリティドッグへの理解を広げようと解説を載せた。絵を担当したイラストレーターの粟冠(さっか)ミカさん(47)は「ベイリーは落ち着いていて、寄り添うように患者と歩いていた。そうした存在が子どもたちの心の支えになっていることを知ってほしい」と訴える。

 この日のセレモニーで、生まれつき内臓に疾患があり、入退院を繰り返している小学六年の朝倉芳佳さん(11)=戸塚区=は「ベイリーと遊んでいると元気が出て、不安な気持ちがなくなる」と話した。

 絵本はAB判三十二ページ、千六百円(税抜き)。問い合わせは、かまくら春秋社=電0467(25)2864=へ。 (鈴木弘人)

 

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