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【神奈川】

「大人と子ども関わる場を」 「子どもの権利」考えるシンポ

大学教授や教職員、保護者らが集まったシンポジウム=川崎市高津区で

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 子どもの権利の現状と課題を学ぶシンポジウムが十七日、川崎市高津区の高津市民館であり、不登校や障害がある子どもの保護者、教職員ら約六十人が話し合った。

 二〇〇〇年の市「子どもの権利条例」制定に携わった元市教育委員会の職員や大学教授らが今年八月に設立した「かわさき子どもの権利フォーラム」が企画した初めてのイベントで、講演と分科会が行われた。

 講演では、早稲田大の喜多明人教授が、市が市内の小中高校生を対象に、条例が定める七つの代表的な権利の中で重要と考えるものを問うアンケートを紹介。「安心して生きる権利」が最も多く、「参加する権利」が最も少なかったことから「子どもの能動的な活動をどう保障するかが課題だ」と指摘した。

 市子ども夢パーク(高津区)の西野博之所長は、一五年に川崎区で起きた中一男子殺害事件について「被害者生徒は不登校で、加害者の少年たちは市内に居場所がなかった。大人と子どもが関われる居場所が必要だ」と訴えた。

 不登校や外国人支援などの分野別に分かれた分科会では、子どもが不登校の保護者が「毎日学校から電話があり、責められているようでつらい」と話した。小学校教員は、電話は登校中に事故などに巻き込まれていないか確認するためだと説明した上で「保護者がつらいという考えには至らなかった」と打ち明けた。

 フォーラム代表の山田雅太さんは閉会後、取材に「今後も人と人がつながって、子どもの権利について学んで考える場にしていきたい」と語った。 (大平樹)

 

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