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【神奈川】

津久井やまゆり園を月命日に訪問 「忘れてはいけない」

太田さん(左)の説明を聞くメンバーら=相模原市緑区で

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 昨年七月に相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で十九人が犠牲になった殺傷事件を振り返り共生社会について考えようと、東京都内の大学生と高校生ら十七人が二十六日、同施設を訪れた。

 参加したのは、八王子市を拠点に改憲や人権問題を考える十〜二十代のグループ「わかはち」のメンバー。事件発生から一年五カ月を機に、「忘れてはいけない」と企画した。

 月命日のこの日、元職員や住民らでつくる「共に生きる社会を考える会」の十人に迎えられ、献花台に花束を供え、黙とう。その後、近くの公民館で事件について話し合った。

 高校二年の倉田優花さん(17)は「根強く残る差別意識とどう向き合ったらいいのか」と質問。元職員の太田顕さん(74)は「施設ができてすぐは利用者とすれ違うと電柱に隠れてしまう小学生もいたが、祭りや運動会といった交流を通じ徐々に変わっていった。日常的に接することで違和感は解消できる」と話した。

 「実名や人柄が報道されていない犠牲者もおり、その人を思って手を合わせることができない」との声が上がると、太田さんは「囲碁が好きでいつも番組を正座して見ていた」「しっかり者で職員の手伝いをしてくれた」などと犠牲者の人柄を紹介した。(加藤豊大)

 

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