東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

鶴見区で88年2人殺害の死刑囚 地裁に2回目再審請求

資料を示しながら説明する高橋死刑囚の弁護団=県弁護士会館で

写真

 横浜市鶴見区で一九八八年、金融・不動産業の夫婦が殺害された事件で、強盗殺人罪で死刑が確定した高橋和利死刑囚(83)が二十七日、横浜地裁に二回目の再審請求を申し立てた。

 県弁護士会館で会見した弁護団は「自白を根拠に認定された凶器と、被害者の傷が合わない新証拠が見つかった。真犯人が他にいる可能性がある」と述べた。

 確定判決によると高橋死刑囚は同年六月、融資を受けていた金融・不動産業尹(ユン)仁鉉さん=当時(65)=の事務所で尹さんと、内縁関係にあった小林ハツ子さん=同(60)=をバールのようなもので殴って殺害し、室内から千二百万円を奪った。

 弁護団は「バールではできないような幅の広い傷の痕が被害者にある」とする鑑定書が新たに得られたとし、「自白は強要、誘導されたものだった」と主張した。大河内秀明弁護団長は「年齢を考えると時間は限られている」と迅速な再審開始を要求。高橋死刑囚は弁護団を通じ「光が見えてきた気持ちです」とコメントした。

 高橋死刑囚は公判で一貫して殺害を否認したが、二〇〇六年に最高裁で死刑が確定。同年に申し立てた一回目の再審請求は一二年に同地裁で棄却された。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】