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【神奈川】

西消防署の100年を冊子に 「国内最古」の歴史ひもとく

写真をふんだんに使った記念冊子

写真

 再来年、創設百周年を迎える西消防署(横浜市西区)は、これまでの歴史を振り返る「横浜市西消防署100年のあゆみ」を作成した。同署は、統合されずに同じ場所にある消防署としては国内最古とされる。 (鈴木弘人)

 同署は一九一九(大正八)年、「神奈川県第一消防署」として国の命令により県が開設した。当時の東京市と大阪市は明治時代に独自に署を設けており、「神奈川県第二消防署」(現在の中消防署)などと合わせて国主導としては初めてできた消防署だった。

 当初の木造の建物は二三年の関東大震災で焼失。二八年に建てられたれんが造りの庁舎は、四五年の横浜大空襲で周りが焼け野原になった中で唯一、残った。戦後、西消防署と改称され、七七年に現在の庁舎になった。

 昨年三月、署員らが署内や図書館で資料集めを開始。資金は市や企業、個人などでつくる実行委員会が出した。冊子はA4判カラー三十ページで、署の歴史や管内の主な火災と災害を年表と写真で紹介。関東大震災、横浜大空襲で被害に遭った地区を示す古地図も掲載した。来月五日の区の消防出初め式で一般来場者に二百部配り、内容の一部は同日以降、市消防局のホームページで随時公開する。

 中嶋俊明署長(60)は「写真を多く使って手に取りやすくした。署の歴史を感じながら過去の火災や災害に学び、防災意識を高めてもらいたい」と話した。

 区の出初め式は五日午後一時半〜三時、神奈川区の市民防災センターで行われる。問い合わせは同署=電045(313)0119=へ。 

 

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