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【神奈川】

ヘルシーで満腹感ある サンマー麺の会会長・張学金さん

張学金さん

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 横浜発祥とされ、県内ではおなじみのサンマーメン。漢字では「生馬麺」「生碼麺」などと書く。新鮮でしゃきしゃきしたもの(生)をのせた(馬)麺との解釈がある。

 生碼麺という表記には、港町・横浜らしさが漂う。中国語で「碼頭」は、船が発着する「埠頭(ふとう)」の意。そこから類推して「埠頭で生まれた麺」とも読める。サンマーメンを記した現存資料として最も古い、一九三〇(昭和五)年ごろの聘珍樓(中区)のメニューにも「生碼麺」とある。

 「港町で生まれたそばだから『生碼』と名付けられ、野菜を上にのせる特徴から『生馬』と書くようにもなったのでは」。かながわサンマー麺の会会長の張学金さん(75)は推測する。

1930年ごろの聘珍樓のメニュー。「生碼麺金四〇銭」と書かれている(横浜開港資料館所蔵)

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 張さんは横浜中華街で生まれ、横須賀市で中華料理店を営む。神奈川のご当地ラーメンとしてPRしようと、二〇〇〇年に会を設立した。加盟店は玉泉亭をはじめ県内の約四十店。共通のポスターやのぼり旗を掲げる。

 会と食品メーカーのヤマダイ(茨城県八千代町)が協力したカップ麺も販売中だ。同社は「〇二年に発売し、一六年には百万食が売れた。二、三カ月で商品が入れ替わるカップ麺業界で、コンスタントに売れている」と明かす。

 サンマーメンの長所は「野菜が多く低カロリー。とろみで麺にスープが絡み、味を感じやすいから塩分は控えめでいい。ヘルシーでもある」と張さんは説明する。麺にかけるあんは、モヤシと豚肉、白菜、タケノコ、コマツナ、キクラゲ、ニンジンなど彩り豊かな具に、片栗粉でとろみをつけたものを推奨する。

 食糧難の終戦直後は、とろみとモヤシで満腹感を得られて人気だったという。「健康ブームの今こそ、そんな特長がプラスに働く」と張さんは笑顔を見せた。

カップ麺にもなったサンマーメン

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