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【神奈川】

黒岩知事インタビュー 「未病」対策 認知症にも

インタビューに応じる黒岩知事=県庁で

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 黒岩祐治知事は新年に当たって本紙の取材に応じ、病気と診断される前に身体の変化に気付き、生活習慣を変えて体調管理をする「未病改善」の政策について「今年は認知症と糖尿病対策で、さらに取り組みを進めていく」と表明した。健康関連の企業誘致も加速させ「新しいものを生みだし、神奈川を世界と直結するエリアにする」と述べた。 (志村彰太)

 県はストレスや悪い生活習慣など、数値化が難しい「病気前の段階」をデータにする技術開発を民間と連携して進めている。客観的に数値で示せれば分析や比較、改善がしやすくなり、生活満足度の向上や医療費削減につながると期待されている。

 黒岩知事は「声の調子でストレスが測れるとか、新しい技術が出てきている。未病のデータ化も進みつつある」とした上で、「認知症や糖尿病は突然なるわけではない。早い段階で検知し、症状が出る前に食い止める方策を進めていく」と話した。

 また、七月で発生から二年がたつ津久井やまゆり園(相模原市緑区)の障害者殺傷事件の教訓が風化しないよう「いろいろな場を通じて共生社会の理念を浸透させていく」と決意を示した。三月に横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)で開く催し「みんなあつまれ」や七月下旬の追悼式などで、障害の有無にかかわらず活躍できる社会の実現を訴える。

 新たな県政の課題としては、政府が導入を検討している「森林環境税」(一人当たり千円)と、県が独自に徴収している「水源環境保全税」(同平均八百九十円)の役割調整を挙げた。黒岩知事は「使途が重ならないようにしたい」と述べるとともに、「水源環境保全税の廃止や減額は考えていない。使い道は県民に丁寧に説明していく」とし、あらためて意義を強調した。

 

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