東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

子ども食堂 支援へ奏でる 30日に横浜で慈善コンサート

コンサートのチラシを持つ石川さん=横浜市中区で

写真

 運営費の捻出に苦労する子ども食堂を音楽で手助けしようと、横浜市戸塚区のピアノ教師石川秋子さん(66)が30日、収益の一部を子ども食堂に寄付するコンサートを開く。石川さんは「若手音楽家の育成と社会貢献を両立できる」と、意義を強調している。 (志村彰太)

 石川さんは東京音楽大卒業後、ピアノ教室を開き長年、子どもたちを指導してきた。二〇〇八年、「仕事をやってこられた感謝の気持ちを表したい」と社会貢献を意識。能力がありながら出演の機会に恵まれない音楽家のためにもなると考え、コンサート収益を寄付する取り組みを始めた。

 慈善コンサートの開催はこれまでに十回以上にのぼり、一一年まではカンボジアの地雷撤去と学校整備の事業に二十万円を寄付。一一年以降は、東日本大震災の被災地復興で計百万円を寄付した。一四年、慈善活動を本格化する目的で、一般社団法人「Harmony AI」(ハーモニーアイ)を設立した。

 昨年、社団法人のスタッフとの会話で、日本でも子どもの貧困が深刻な状況にあると知り、「支援をしている子ども食堂に寄付したい」との思いを強くした。横浜市南区の常照寺(じょうしょうじ)で月に一回開かれている子ども食堂を昨年末に見学。「八十人の子どもが集まる規模で、居場所づくりや学習ボランティアもしている」と地域に必要とされているのを見て、寄付先に決めた。

 当日は同市神奈川区の区民文化センター「かなっくホール」で、計十六人の音楽家が出演する。午後一時からと同六時半からの二部制で、定員はいずれも三百人。前半の前売り券が三千五百円、当日券が四千円、高校生以下は千八百円。後半は前半より二百〜五百円高くなる。

 併せて、インターネットで小口の資金を募るクラウドファンディングのサイトにも情報を掲載。資金募集は二十九日までで、目標額は五十万円。寄付者は三十日のコンサートにも招待する。収益のうち、会場費と出演料を除いた分を子ども食堂に寄付する。

 詳細はクラウドファンディングサイト「FAAVO」か、ハーモニーアイのホームページに掲載している。石川さんは「今後もコンサートを開き、息長く支援していきたい」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報