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【神奈川】

3年前から咲かないハスの名所 大磯の「東の池」 町など水を抜き調査

調査のため水を抜いた東の池

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 ハスの名所として知られていた大磯町生沢(いくさわ)のため池「東の池」で三年前から花が見られなくなり、町や県水産技術センターなどが調べたところ、すべて枯れているのが確認された。調査に参加した中山和也獣医師は「アメリカザリガニに茎を切られたり、堆積物によって富栄養化したりして生息できなくなったのではないか」と推測している。 (布施谷航)

 池では毎年、初夏になると自生のハスが咲き乱れていたが、二〇一五年に葉も花も確認できなくなった。農業用水として利用している農家から水質を心配する声が上がり、十七日に水を抜いて調べた。

2013年7月の東の池。池を埋め尽くすほどのハスが自生していた(大磯町提供)=いずれも大磯町で

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 アメリカザリガニのほか、九〇センチのコイや七〇センチのライギョ、ブルーギル、ブラックバスなどの外来種が見つかり、水底で枯れた葉や草が堆積して堆肥化しているのも確認。土中の温度が高く、メタンガスも発生していた。

 東の池は広さ約四千平方メートル。江戸時代にかんがい用の貯水池として整備され、現在は生沢東水利組合が農業用水として利用している。月内に水質調査の結果が出てもハスが枯れた原因の特定には時間がかかる見通しで、町産業観光課の担当者は「ハスを再び植えるかなど今後の対応は、調査結果を踏まえて水利組合と話し合って決めたい」としている。 

 

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