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【神奈川】

歌いあげるよ 多摩川の恵み 子ども中心のミュージカル

ミュージカルのけいこをする出演者ら=中原区で

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 川崎市中原区民を中心にした「なかはらミュージカル」の公演が3月に同区で行われる。多摩川を取り上げ、子どもたちが自然を残そうと決心する話。出演者の多くが小中学生で、関係者は「本物の芸術に触れ、達成感に輝く子どもたちを見に来て」と呼び掛けており、今月27日からチケットが販売される。(小形佳奈)

 ミュージカルは区制四十周年を機に二〇一二年に旗揚げされた。舞台芸術や楽器演奏などに関わる区民が実行委員会をつくり、一三年度からは区の事業として活動。世代間交流や郷土の歴史を知ることを目的に、二ケ領用水を扱った作品や、モモ栽培の歴史と中原空襲などを絡めた作品を公募の区民らが上演してきた。

 今回のタイトルは「新・多摩川伝」。多摩川にペットを捨てに来た小学生四人組が謎の集団によって過去に飛ばされ、高度経済成長期の水質汚濁から立ち直った多摩川の歴史などを目の当たりにするうち、未来に清流を残そうと決意する、というストーリー。

 出演者は小学一年生から六十代までの九十六人で、八割が小中学生。昨年七月の配役オーディション、歴史勉強会や発声などの基礎トレーニングを経て、八月から中原市民館=新丸子東三=でけいこを重ねてきた。

 実行委員長の森田シゲルさん(57)は「子どもたちにとっては、自分のやりたいことで能力が発揮できる、学校と家庭以外の第三の居場所になっている」と話す。

 区の助成を受けるのは本年度が最後で、来年度以降の「自立」に向けて関係者が動きだしている。森田さんが代表となり一般社団法人を設立。文化庁や県に助成申請したり、区内の小学校をけいこ場に使えるよう交渉したりしている。

 「新・多摩川伝」は三月十、十一の両日、中原市民館で公演される。それぞれ午後一時と同五時半開演。チケットは中学生以上千五百円、子ども七百円。今月二十七日午前九時半から中原市民館で販売される。席数三百六で先着順。問い合わせは同市民館=044(433)7773=へ。

 

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