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【神奈川】

日本語が苦手な若者の交流の場、中区に開設 相談乗り体験談も

「Rainbowスペース」の運営リーダー林さん(左)と、なか国際交流ラウンジスタッフの中村さん=中区で

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 両親が外国出身などのため、日本語が苦手で将来に不安を抱える若者向けの交流の場「Rainbow(レインボー)スペース」が横浜市中区にでき、29日に初めての会合が開かれる。運営を担うのは、同じ体験をした高校生や大学院生ら8人。リーダーで中国出身の林錦園(りんきんえん)さん(23)=早稲田大大学院=は「悩みを気楽に相談できる場所にしたい」と意欲を見せる。 (梅野光春)

 八人は日本語が苦手な外国ゆかりの中学生が通う、「なか国際交流ラウンジ」(中区日本大通)の学習支援教室の卒業生。教室は市国際交流協会が二〇〇九年に設け、毎年五十人前後が利用している。ただ、教室が受け入れるのは中学生まで。「卒業生が顔を出しても断らざるを得ず、その後の居場所が必要だと痛感していた」とラウンジスタッフの中村暁晶(あき)さん(44)。「親に将来の相談をしても、外国出身なので日本の事情がよく分からない。だから、子どもが孤立してしまう」と訴える。

 ニーズを踏まえ協会は本年度、「若者支援プロジェクト」を開始。その一環でスペースを設けた。協会の坂本淳さん(56)は「林さんのように海外出身の当事者が居場所をつくるから、いっそう意義がある。市内各所に同様の取り組みが広がれば」と期待する。

 利用できるのは、中区に住む外国ゆかりの中学〜大学生。教室と同じ建物で月二回開く。活動紹介のため先月二十五日にプレオープンした際には中高生ら三十一人が集まった。

 初回は午後五〜七時。学校での勉強や日本語能力試験、進路などの相談を、お茶を飲みながらざっくばらんに聞く。林さんは「私は日本語能力試験や英検に受かり、将来の選択肢が広がった。後輩の相談に乗り、自分の経験も伝えたい」と話す。問い合わせは、なか国際交流ラウンジ=電045(210)0667=へ。

 

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