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【神奈川】

多様なアート楽しんで 「アルテリッカしんゆり」がオペラや演劇など公演

今月24日、市役所で芸術祭をPRした、右から日色ともゑさん、佐藤忠男さん、国府弘子さん

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 川崎市在住の芸術家や市民が運営する総合芸術イベント「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」が4月から5月にかけて麻生区などを会場に開かれ、オペラや演劇などを公演する。各公演のチケット販売が2月1日から始まるが、日本映画大学(同区)の名誉学長で、実行委員会委員長の佐藤忠男さんは「多種多様な好みに極力応じたい」と意気込みを語る。 (山本哲正)

 今回は四月二十一日〜五月十三日に麻生、多摩、宮前の三区八会場で、オペラ、バレエ、クラシック、能・狂言、演劇、ジャズ、和太鼓、落語、映画など三十一演目四十公演を予定している。

 演劇では、劇団民芸が五月六日、日本統治下の朝鮮を舞台に思想家柳宗悦(やなぎむねよし)の姿などを描く「SOETSU〜韓(から)くにの白き太陽〜」を上演する。女優日色ともゑさんは「民族の対立だけではなく、そこに人間愛が流れているところを見てほしい」と話す。また、市民文化大使のピアニスト国府弘子さんは、四月二十九日の公演について「初心者にもマニアにも喜んでもらいたい」と語る。

 このほか藤原歌劇団によるシンデレラをもとにしたオペラ「ラ・チェネレントラ」(四月二十八、二十九日)などがある。

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 市北部には、劇団民芸や藤原歌劇団などの活動拠点があり、狂言師や落語家、歌手、作曲家、映画監督などが住んでいる。

 昭和音楽大学が二〇〇七年に厚木市から新百合ケ丘駅周辺に移転してきて、総合劇場「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」が開設された。また、映画などが楽しめる市アートセンターもオープン。環境整備が進んだことで市在住の芸術関係者ら有志が実行委をつくり、〇九年に芸術祭を始めた。

 愛好家からファミリーまで楽しめるジャンル・演目を用意。毎回二万人を超す来場があるという。実行委は文化・芸術関係者や企業、商業団体などの約七十人で構成。会場案内などのボランティアで参加する市民は初回八人だったが、今では百七十人を超す。

 今月二十四日、市役所で記者会見した佐藤さんは「日本は古典から最先端まで多種多様な芸術が栄え、こんな国は世界にない。川崎ではそれら多様な芸術が合流している。まねるお手本のない芸術祭。演目の組み合わせなど、スリルがあり、一つ一つが創造だった」と振り返った。

 今回の芸術祭の詳細は公式ホームページで。問い合わせは実行委事務局=電044(952)5024=へ。

 

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