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【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>衝撃起こす新体制 リーグ屈指の攻撃陣に

新体制発表で、記念撮影する斎藤学(後列右から2人目)ら新加入選手。後列中央は鬼木監督=21日、市内で

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 来月25日に今季のJリーグ初戦(対磐田)を迎えます。リーグ制覇を果たしたオフはあっという間でしたが、フロンターレは「けっして同じところに留まってはいないぞ」という動きをみせました。

 欧米のサッカー界では、ある有力チームの主力がライバルチームへ移籍すると「禁断の移籍」と言われ、その選手には「裏切り者」だの「忠誠心ゼロ」「守銭奴」だのと悪口雑言が浴びせられます。

 スペインリーグでのルイス・フィーゴ(バルセロナ→レアルマドリード)やロナウド(同)が有名で、ロナウドはイタリアでもインテル→ACミランと所属を変えました。

 選手を襲うプレッシャーは想像以上のものがありそうですが、フロンターレは横浜Mの至宝ともいうべきMF斎藤学(27)を獲得しました。斎藤は自身の会員制交流サイト(SNS)に早速「裏切り者」「不愉快」と書き込まれたようです。それを覚悟で「もう一段、自分を成長させたい」と一歩を踏み出しました。

 斎藤の縦横無尽なプレーぶりは、フロンターレのサポーターにも強烈な印象としてあるはずです。「攻めの川崎」が強力な駒を手にしました。

 そしてもう一人、オフをにぎわせたのがFC東京から1年で出戻りするFW大久保嘉人(35)です。こちらも批判は覚悟。でも「それを楽しみ、覆すためにやる。外に出て、どこからでも点が取れる川崎のサッカーの素晴らしさに気付いた」と言います。1億円以上あった年俸は半減しましたが「フロンターレの大久保」に存在価値を見つけたのでしょう。

 今季のフロンターレは、リーグ連覇にとどまらずリーグカップや天皇杯。さらに国内のみならず、6度目の出場になるアジア・チャンピオンズリーグの制覇までもが視野に入っているようです。

 「目指すのは想像を超えた驚き、喜び、ときめき。サポーター、地域と一体になって日本や世界でセンセーション(衝撃)を起こしていきたい」と藁科義弘社長。今季のキャッチフレーズを「Go Sensational」と決めた。

 昨季の得点王、FW小林悠(30)、2ケタ得点のMF阿部浩之(28)、多彩なチャンスメークをしたMF家長昭博(31)たちに斎藤と大久保が絡んでいく。豪勢になる攻撃陣の、さらなる高みを目指す挑戦。思うだけで胸躍るような−。(スポーツライター)

  【他の加入選手】

 ▽MF

  下田北斗(26)=湘南

  鈴木雄斗(24)=山形

  守田英正(22)=流経大

  脇坂泰斗(22)=阪南大

 ▽FW

  赤崎秀平(26)=鹿島

 

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