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【神奈川】

掘りごたつ囲み新規事業を創造 日進町に共同オフィス「創荘」

創荘の室内。掘りごたつのスペース(手前)もある=川崎市川崎区で

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 川崎市川崎区日進町の複合ビル「unico」に、個人事業主や起業を目指す人たちのためのコワーキングスペース(共同オフィス)「創荘」がオープンした。運営にあたっているのは、市内で街づくりに関わり幅広い人脈を持つ人々で「利用者同士の化学反応で新しいプロジェクトが生まれる空間にしたい」と話す。 (小形佳奈)

 ビルは、同区の包装資材卸販売「ヨネヤマ」が築五十年を超す旧本社をリノベーション。昨年十月にオープンした創荘は、ビル四階の約百平方メートルに、四人掛けのテーブルやカウンターテーブル、ロッカー、コピー機などを備える。八人座れる掘りごたつもあり、好きな場所で仕事ができる。

 利用者の一人、ウェブサービス会社社長の門屋亮さん(43)=幸区=は「在宅勤務のアルバイトと二人だけなので専用オフィスを構えるほどではないが作業場が欲しかった」。一回あたり四、五時間で週に二回ほど利用している。一月にはここでホームページ作成セミナーを開いた。

 日進町エリアは、高度経済成長時代に工場労働者などを受け入れる簡易宿泊所が立ち並び栄えた。しかし近年は住民の高齢化や建物の老朽化が進んでいる。二〇一五年五月には死者十一人を出す簡易宿泊所の火災も起きた。一方で、市によるとワンルームマンションの建設計画があるといい、新しい住民も増えそうだという。

「これからステップアップしていく人がつながる場に」と話す田村さん

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 創荘の運営会社「サニーワンステップ」のスタッフ三人は、遊休不動産を活用した街づくりを考える「リノベーションスクール」(市主催)で知り合った。田村寛之社長(39)は「多様性のまち・川崎を象徴する日進町から、世界に川崎を発信できれば」と話し、利用者同士の交流から生まれる新規事業やイベントのサポートを考えている。利用を検討する人が気軽に来られるよう、鍋パーティーなども企画する。

 利用は午前八時半から午後十時まで。終日利用可能な個人のフリーメンバーが月額一万二千円。ほかに入会金一万二千円。問い合わせは創荘=電044(246)9868、またはホームページ https://soso.works/=で。

 

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