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【神奈川】

川崎転落死公判 逮捕前日「正直に話す」 自白信用性の審理開始

 川崎市幸区の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で二〇一四年、入所者三人を転落死させたとして殺人罪に問われた元職員今井隼人被告(25)の裁判員裁判の第九回公判が五日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)であり、最大の焦点である被告の捜査段階の自白の信用性についての審理が始まった。

 検察側は冒頭陳述で、今井被告が一六年二月十五日に一人目への殺人容疑で逮捕される前夜、取り調べを担当していた警察官に「明日は正直に話す」と電話をしていたと明かした。逮捕当日に犯行を認めるとともに、「殺人鬼のようなことをしていると分かっていたので言う勇気がなかった。話をつくるのは苦しかった」と否認時の心境を打ち明けたとも述べた。

 弁護側も冒頭陳述を行い、取り調べた警察官に圧力を感じてうその自白をしたと改めて主張。逮捕前に電話で母親に関与を認めたのも、この警察官が目の前にいたためとした。「二人目以降の死亡を予言するような発言をした」との検察側の主張には、「介護が必要な入居者の危うさを指摘しただけだ」と反論した。

 

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