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【神奈川】

福島の生活再建「道半ばだと知って」 今年も音楽通して訴え あす鎌倉で慈善コンサート

ポスターを手に来場を呼び掛ける斉藤さん=鎌倉市で

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 福島第一原発事故の被災者支援を続ける市民グループ「未来・連福プロジェクト」は十一日、チャリティーコンサート「ふるさとの風」を鎌倉市山ノ内の建長寺で開く。収益は八月に被災者を市内に招く資金に充てる。代表の斉藤美代子さん(67)=藤沢市=は「現地の生活再建は道半ばだと知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 鎌倉市民らでつくる同プロジェクトは事故翌年の二〇一二年五月、「避難でばらばらになってしまった人たちが再会する場になれば」と福島県浪江町民約百人を招待。協力が得られた建長寺で、三泊四日を過ごしてもらった。以来、対象の自治体を変えながら毎年招待を続け、今夏は同県富岡町を中心に参加者を募る。

 毎年のように被災地を訪ねる斉藤さんは、住民の帰還が進まない現状を目の当たりにし、仮設住宅を出た後の暮らしに不安を抱く声などに接するだけに、風化を懸念する。「『もう復興したんでしょ』と言われることもある。コンサートは、道半ばだと発信する大切な機会でもあるんです」

 出演は、一九八六年のチェルノブイリ原発事故で被ばくしたウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんや、被災地での演奏活動もする鍵盤ハーモニカ奏者の吉田絵奈さんら。午後一時開演。チケットは前売り三千円、当日三千五百円、中学生以下無料。別途拝観料が必要。申し込み、問い合わせは斉藤さん=電090(3689)8011=へ。 (北爪三記)

 

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