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【神奈川】

輝け!障害児チア 横浜と川崎の小中学生3人 

本番に向け、最後の場面の練習をする(左から)間瀬さん、山口さん、榛葉さん=横浜市港北区で

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 身体障害のある横浜、川崎両市の小中学生三人でつくるチアリーディングチーム「Shiny Smiles(シャイニースマイルズ)」が来月二十四日、千葉市の幕張メッセで開かれる国内最大の競技会「USAナショナルズ」のエキシビションで演技を披露する。昨年七月に発足したばかりで、本番に向け完成度を高めている。(志村彰太)

 「このタイミングで回って」「立ち位置はもう少し横かな」。今月十九日、横浜市港北区の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で、インストラクターの石倉由季子さん(35)が三人を指導していた。「障害のある子どもだけで構成するチアのチームは全国でも他にないと思う」と石倉さん。三人の性格や特徴を見極めながら、振り付けを考えた。

 二分弱の演技で最大の見せ場は、急性脳症の後遺症で手足がスムーズに動かない小学三年の榛葉花凛(しんばかりん)さん(9つ)=同市戸塚区=が、同五年の山口舞央さん(11)=同市青葉区=を膝の上に乗せる最後の場面。テンポの速い曲に合わせるのが難しく、入念に動きを確認していた。

 両脚にまひがある山口さんは「乗るところは難しいけど、最近ようやくバランスが取れるようになってきた」と笑顔を見せる。榛葉さんの母美里さん(38)は「踊るのが好きな娘にぴったりの競技」と話した。

 演目で中央を飾るのは、中学三年の間瀬康一郎さん(15)=川崎市多摩区。間瀬さんも両脚にまひがあり、リハビリを兼ねてさまざまな障害者スポーツを試してきた。「チアの振り付けだとそんなにつらくない」と言い、母美穂さん(46)は「チームに入ってから社交的になった」と語る。

 チームは、スポーツを広める活動をしている相模原市南区のNPO法人「スピッツェン・パフォーマンス」が創設した。同NPOは二〇一六年、発達障害や知的障害のある子どもと健常者の混成チアリーディングチーム「Rainbows(レインボーズ)」をつくり、昨年のUSAナショナルズに出場。今回はシャイニースマイルズと合わせて二チームが出る。同NPOの塩崎七穂さん(23)は「障害のある子どもが輝ける場をつくりたい」と話した。

 

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