東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

マリノス また新しい挑戦 18年シーズン開幕

前半、先制ゴールを決め、喜ぶ横浜M・山中選手(中)とポステコグルー監督=ヤンマーで

写真

 アンジェ・ポステコグルー監督(52)を新たな指揮官に迎えて26年目のシーズンが始まった。昨年までオーストラリア代表を率いた手腕に期待が掛かる。

 と同時に、攻撃の核だった日本代表経験のある斎藤学(27)とキュラソー代表のマルティノスが移籍で抜けた後をどう補強するのかという不安もある。開幕時に特有の期待と不安である。

 ポステコグルー監督はボール保持を大切にしたアタッキング・フットボールを掲げ、前線からの厳しい守備、最終守備ラインの高い位置取りで相手に圧力をかける戦いを植え付けようとしている。前任のモンバエルツ監督の推し進めた戦術と流れに大きな差はなく、チームには浸透しやすいだろう。

 今季のチームは、GKを含めて最終ライン、中盤が昨年とほぼ同じ顔触れで、プレーのつなぎ方や意思疎通で積み上げたものがより強固になっている。伝統の「堅守」は戦いの大きな支えになるはずだ。

 新戦力ではFW尹日録(ユン・イルロク)に注目したい。韓国代表で左サイドから切れのあるプレーでチャンスをつくり、ゴールも狙う。柏から移籍したFW大津祐樹(27)が左ひざを痛めて開幕に間に合わなかったのは残念だが…。

 主将にはDF中沢佑二が決まった。かねがね「40歳になったら現役を退く」と言っていた40歳を開幕日の2月25日に迎えた。「集大成のシーズン」になる。フィールドプレーヤーとしては追随する者のいない通算571試合出場、連続フル出場157試合を更新中。プロ生活20年目のプレーの一つ一つを目に焼き付けたい。

 4年に一度のワールドカップ(W杯)が6月14日から7月15日までロシアで開催されるため、マリノスの日程は5月19日までに15節を消化した後、再開される7月18日まで約2カ月間、空く。そこから最終第34節までは19試合ある。

 これまでのW杯開催年もそうだったが、各チームとも中断に入る前にかなりパワーを注いで戦う。激しい「前半戦」になるのは必至だ。ただ、ここで後れを取っても、2カ月間で修正できるメリットもある。

 前回W杯(2014年)開催のシーズンは、J2から復帰したばかりのG大阪が「前半の第14節」を終えて16位だったが、再開後の20試合を15勝3分け2敗で突っ走り、最終節で浦和を逆転して優勝した。

 新監督の下で、初戦のC大阪戦を1−1で引き分けたマリノスは、2018シーズンにどんな軌跡を残していくのか−。

 (財徳健治=スポーツライター)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】