東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>2018シーズン 立ち止まっていられない

磐田−川崎 前半、磐田・山田選手(左)や中村選手(右)と競り合う川崎・大島選手(中)=静岡スタジアムで

写真

 J1の開幕を告げるフジゼロックス・スーパーカップ、「アレッ、C大阪に負けちゃった」。アジア王者を目指すアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ初戦、「アレレッ、上海上港に負けちゃった」。続く第2戦、「アレレレッ、蔚山現代にも…」

 リーグ王者として臨む2018シーズン。幕開けに何と3連敗。昨季、J1で唯一連敗のなかったチームとは思えないつまずきを見せました。

 リーグ戦の開幕より2週間早い実戦となったC大阪戦では、仕上がり具合にはっきりと差があったようでした。守から攻への切り替えや攻撃でのちょっとしたコンビネーションなど相手の動きに比べ、緩さがあちらこちらで…。

 中2日での上海上港戦では後半から徐々にリズムに乗って幾つかの決定機をつくりましたが決めきれず。蔚山現代戦では、相手がフロンターレを研究しているフシがありありと分かる戦い方をして、シュート数は5対12。十分に力を発揮させてもらえませんでした。

 ACLは6度目の出場。過去の最高成績はベスト8(07、09、17年)止まりで、昨年度は浦和が優勝したこともあり「川崎から世界へ」と意欲をかき立てていただけに痛い連敗スタートです。

 4チームがホーム&アウェーで戦うグループリーグの昨年の結果を見ると、決勝トーナメントに進出する2位以内に入るには2敗が限度。これ以上の敗戦は許されません。次戦(3月7日、メルボルン・ヴィクトリー)以降、緊迫の戦いを勝ち抜きたいものです。

 Jリーグの初戦は磐田でした。やっと動きもほぐれ3−0での勝利。3連敗の後の暗雲を払うには「何よりも勝つことが一番」の状況での白星に胸をなで下ろしたでしょうが、点差ほどには楽勝ではありませんでした。前半16分には相手シュートがポストに当たり、同21分にはGKチョン・ソンリョン(33)の好守で失点を防ぎました。フロンターレの先制は24分。逆の流れだったら…。

 ともかく一歩を踏み出しました。追われる立場は百も承知で、選手たちはJリーグ連覇だけでなくカップ戦も天皇杯もと貪欲です。そのぶん対戦相手の目の色も変わってきます。

 「昨年のチームにどれだけ上積みできるか」。打倒川崎の包囲網を突破するためにも、立ち止まってなんかいられません。サポーターもさらに進化したフロンターレに会えるのを待っています。

 (スポーツライター)

<Jリーグ>     

■2月25日(A)

川崎 ○ 3−0 ● 磐田

(注)Aはアウェー

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報