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【神奈川】

ニセ電話詐欺 病院内で看護師ら被害防ぐ 麻生署が感謝状

感謝状を手にする青山さん(左から2人目)と小沢さん(同3人目)=麻生区で

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 病院内の現金自動預払機(ATM)で男性が振り込め詐欺の被害に遭うのを未然に防いだとして、麻生署は六日、麻生総合病院(川崎市麻生区上麻生)の看護師青山阿沙子さん(40)とソーシャルワーカー(社会福祉士)の小沢明奈さん(31)に感謝状を贈った。

 青山さんは一月二十六日、病院内の更衣室にいたところ、近くのATM前で携帯電話で話している八十代男性の声が大きく、通話相手の声も聞こえ、金銭でもめているような内容だったため、更衣室を出て男性に近づき話し掛けた。

 男性は区役所の職員に現金を振り込むように指示されていると説明。しかし、通話相手の「言われたとおりにしろ。ちんたらするな」という声が聞こえたため、青山さんが「区役所の職員ならこんな言い方はしない」と男性を説得。偶然、通り掛かった小沢さんも加わって被害を食い止めた。

 青山さんは「最初は家族と話しているのかなと思ったけれど、あまりにも(通話相手が)乱暴な言い方だったのでこれは変だと思った」と話した。小沢さんは「(男性が)耳が不自由な方のようで、声が大きく、通話相手の声も聞こえたのが幸いでした」と目を細めた。

 同署によると、ニセ電話詐欺は管内で今年に入って五件、約五百八十三万円の被害が出ている。未然に防いだのは二件目で、田中正博署長は「病院内で未然に防いでいただいたのは初めて。職員の方が機転を利かせてくれて感謝しています」と話していた。 (安田栄治)

 

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