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【神奈川】

旧長浜検疫所一号停留所が国有形文化財に 文化審が答申

張り出し窓が付けられた旧長浜検疫所一号停留所(厚生労働省提供)

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 明治中期に建てられ、海外からの船客が伝染病を検査する際に宿泊した、旧長浜検疫所一号停留所(横浜市金沢区)が国登録有形文化財になる見込みになった。国の文化審議会が9日、林芳正文部科学相に答申した。

 停留所は1895(明治28)年の検疫所開設と同じ頃に建てられ、伝染病の疑いがある旅行者が検査を待つ間に宿泊する施設だった。1923(大正12)年の関東大震災で倒壊し、残った部材などで再建。86(昭和61)年、横浜検疫所検疫資料館に生まれ変わった。

 木造平屋の「コ」の字形をした造りで、約420平方メートル。「コ」の両端部に張り出し窓が取り付けられ、横浜最古級の洋風建築とされる。国登録有形文化財は、県内で242カ所目。

 管理する横浜検疫所によると、老朽化のため一般参観は年1回の公開日だけだった。新年度から公開日数を増やそうと、今月末まで補強工事をしている。

 旧長浜検疫所は細菌学者の野口英世(1876〜1928年)が5カ月間勤務し、ペスト患者を発見したことで知られる。 (梅野光春)

 

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