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【神奈川】

<予報士記者の気象雑話>サクラいつ咲く? 「600度の法則」参考に

今年のサクラが見頃を迎えるのはいつ?=昨年4月6日、横浜市中区の大岡川で

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 厳しい冬もようやく一段落。お花見を楽しみにしている人も多いと思います。ところで、ソメイヨシノはいつ咲くのでしょう? そんな時、参考にしてほしいのが「六〇〇度の法則」です。

 二月一日から毎日の最高気温を足していき、六〇〇度に達したら開花するというものです。他に、同日からの平均気温を足す「四〇〇度の法則」もあります。こうした手法は積算温度解析と呼ばれ、農作物の管理にも採用されています。

 昨年、横浜地方気象台がソメイヨシノの開花を宣言したのは三月二十五日。最高気温の積算が六〇〇度を超えたのは二十一日です。四日ずれましたが、おおむね法則は当てはまっています。

 花芽は一定期間、低温にさらされて眠りから覚め、開花の準備を始める「休眠打破」を経て開花します。今冬は寒い期間が十分続いたので、こちらの問題はなさそうです。

 今月十二日までの最高気温の積算は横浜四六四・九度、海老名四七〇・六度、三浦四六二・一度、辻堂四七六・一度、小田原四七五度。民間の気象会社の中には、より詳細な地域の気温を紹介しているところもあります。カレンダーに記していくと、花見の参考になるのではないでしょうか。

 さて、花見シーズンの先には厳しい夏が待っていそうです。気象庁が先月下旬に発表した六〜八月の予報によると、今夏は太平洋高気圧が大きく張り出して、気温は高めで推移しそうとのこと。猛暑への警戒も心に留めておいた方がいいかもしれません。 (気象予報士・藤沢通信部記者 布施谷航)

 

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