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【神奈川】

横浜の元教諭 紙芝居、出前します 原発避難者を思いやる気持ちを

紙芝居の上演を願う清水さん=横浜市泉区で

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 横浜市泉区の元中学教諭清水郁子さん(78)が、東京電力福島第一原発事故で避難した子どもなどをテーマにした紙芝居の上演先を探している。福島県から避難した小学生へのいじめ問題に衝撃を受け、紙芝居に着目。「原発避難者を思いやるきっかけをつくりたい」と願っている。

 二〇一一年の原発事故後、福島県から自主避難してきた当時小学二年の男児が長期間いじめられ、金銭を支払わされる問題が横浜市で起きた。他県でもこうした事例があると知った清水さんは「原発事故が生んだ苦しみを子どもたちが知らないのが一因だろう。分かりやすく伝えられる紙芝居はないか」と考え始めた。

 同様に自主避難した男の子をモデルにした紙芝居に出合ったのはそんな時だ。市内で昨年三月に開かれた震災関連の催しで「ぼくは米沢にいるよ」など二作の紙芝居を鑑賞。会場にいた原作者で詩人の関久雄さん(66)=福島県二本松市=に気持ちを伝えると、快くこの二作品を託された。

 関さんは「避難に伴っていくつもの家庭が、将来の生活などを巡ってぎくしゃくしている。それを考える契機になれば」と、清水さんの活動に期待する。

 ただ、清水さんに上演場所のつてはなく、披露できたのは一回にとどまる。紙芝居は二作で計二十分。上演目的の説明を含めると四十分ほどで、清水さんは「紙芝居は私一人でできるのがいいところ。横浜市を中心に、学童保育など子どもがいる場所を借りて上演したい」と話している。

 問い合わせは清水さん=電045(804)6865=へ。 (梅野光春)

 

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