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【神奈川】

「給食残さない」7割 川崎市立中学生に市教委が初アンケート

給食を食べる中学生たち=高津区の東橘中で(市教委提供)

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 川崎市教育委員会は、昨年12月にすべての市立中学校で実施された給食について、生徒たちに初めてアンケートを行った。給食を「おいしい」と答えた生徒が83.3%に上った一方で、「いつも残さず全部食べている」と回答した生徒は68.6%にとどまった。市教委は、配膳に時間がかかって給食時間中に食べきれない生徒もいるとみて、手順のルール化などを検討している。 (大平樹)

 アンケートで、給食を残した生徒にその理由を複数選んでもらったところ、「嫌いな(苦手な)物があるから」が61・9%で最多。次いで「給食時間が短いから」の48・1%だった。残さなかった生徒も含めた全体でも給食時間が「短い」と答えた生徒が44・3%に上った。

 学年が上がるほど、時間の短さを挙げる割合が高かったことから、市教委健康給食推進室の担当者は「特に三年生は小学生以来の給食で配膳に慣れておらず、時間がかかっているのではないか」と話しており、効率的な配膳方法を手順化して学校に示すことなどを検討しているという。

 味については「薄い」と「やや薄い」の合計が三割を超えた。担当者は、健康に配慮して塩分を抑えていることが理由とみており、「塩分を増やさずにだしをきかせることで、薄いと感じさせない工夫をしていきたい」と語った。量については、「ちょうどよい」と答えた割合は50・4%にとどまった。「多い」と「やや多い」の合計が約三割、「少ない」と「やや少ない」の合計が約二割だった。

 生徒側からの要望で最も多かったのは18・9%が選んだ「パンをもっと出してほしい」だった。市教委は米飯給食を推進しているため、小学校給食で人気の揚げパンを一度も出していないことが背景にあるとみている。

 福田紀彦市長は二十三日の定例会見で「食べ残されるのはひじきや切り干し大根など、最近の家庭ではつくられることが少ないメニューのようだ」と分析した上で、「そうした食材にどんな栄養が含まれるのか教える食育につなげないと、市が目指す健康給食にならない」と改善に取り組む意向を示した。

 アンケートは、市内三カ所の給食センターごとに二校ずつ計六校を選び、各学年一クラスから回答を募った。対象は千四百七十人で、回答率は97・4%だった。

 

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