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【神奈川】

甘〜い「のらぼう菜」いかが? 伝統野菜の出荷 最盛期

のらぼう菜を収穫する高橋さん=多摩区で

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 川崎市多摩区の菅地区を中心に栽培されている伝統野菜「のらぼう菜」が出荷の最盛期を迎えている。地区の農家約二十軒でつくる「菅のらぼう保存会」の高橋孝次会長(86)は「冬の寒さで例年以上に甘みが増した」と話す。 (小形佳奈)

 高橋さんは、自分で種取りをしながら七十年にわたりのらぼう菜を作ってきた。田んぼを転用した約千平方メートルの畑で二千五百株を栽培する。自宅(菅野戸呂一四の三三)前で、四百グラム入り一袋を二百円で販売しているが、「並べた先から売れていく」と、笑顔を見せる。

 昨秋、成長した苗を畑に植え替える定植の時期に体調を崩し一カ月入院したのと、冬の寒さで生育が遅れ、例年より二週間遅い三月中旬から収穫を始めた。五月初めごろまで続く。「定番のおひたし、ごまあえのほか、ベーコン炒めもお薦め」と高橋さん。

 市農業振興課によると、市内では約百軒の農家がのらぼう菜を生産しており、JAセレサ川崎の大型農産物直売所セレサモスの麻生店、宮前店でも買うことができるという。

「のらぼう菜から水分が出るので、生地には水を加えない」と田口さん=多摩区で

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 JR南武線稲田堤駅近くの菓子店「菓聖 はしば」(菅二の三の八)では、高橋さんの畑で採れたのらぼう菜を使った「のらぼうカステラ」を通年販売している。生ののらぼう菜と水あめをフードプロセッサーにかけてペースト状にしたものを生地に加える。半斤で六百七十円。田口吉男社長(69)は「お客さんからは『食後の香りがいい』と評判です」とPRする。

 問い合わせは、高橋さん=電044(944)6194、はしば=電044(944)2574=へ。

 

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